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インクジェットTシャツ デザインデータの作り方

               

インクジェットプリント=フルカラープリント。どんなデザインでもプリントできます。
Tシャツプリントといえば「シルクスクリーンプリント」が定番ですが、昨今は「インクジェットでも良いのでは?」というほど、技術進歩が目覚ましいです。


この記事は、こんな方にオススメです。

Photoshopでデザインを作っている。
少量生産(〜20枚)。
細かい色指定は面倒。


デザインサイズ

Tシャツのインクジェットプリントは、ひらたく言うと、紙のプリントと同じです。A5〜A3で作ります。
イラレまたはフォトショの新規作成時に、サイズ指定をします。

Tシャツ インクジェットプリント デザイン 作り方

サイズ 幅x高さ(mm)
A5 148×210(mm)
B5 182×257(mm)
A4 210×297(mm)
B4 257×364(mm)
A3 297×420(mm)



Tシャツサイズに落とし込むとこんな感じ。
インクジェットTシャツ プリントサイズ

総柄TもインクジェットTで作りますが、行程が違うため、割愛します。


白Teeと黒Tee

先ほどの通り、紙のプリンターと同じ。ということは、黒生地にインクがのりません。
仮にプリントすると、
白Tならば、

インクジェットTシャツ
黒Tならば、
インクジェットプリント 白引きなし


この問題を解決するために、白(淡色)Tシャツ以外は、一度白インクを引きます。(白引き)
これを、ホワイトインクジェットプリントと言います。インクジェットプリント 白引き


白インクを引いた後、カラーインクをプリントします。
白引きインクジェットプリント 
(とはいえ、各社によって呼び名が異なるので「あー、白を敷くのね、くらいで覚えておくとok」)

黒Tシャツに限らず、赤や青、紺Tシャツも同じくホワイトインクジェットを使います。
フォトショでデザインをつくっている方は、デザインレイヤーを「乗算(100%)」に変えてみてください。プリントのイメージが湧きます。
また、プリントは薄い色に対して、濃い色がのるので、薄い色のTシャツならば、白引きする必要がないです。例えば、

黄Tee黒紺プリント→白引きなし
赤Tee白プリント→白引き必要

という感じです。
ホワイトインクジェットは、

①白プリント
②フルカラープリント

と二度の行程をふむので、プリント代x2と予算高になります。
予算内デザインをするときは、制作側の気持ちを考えてデザインができると○。また、白引きができるプリント屋も限られる(というか、上手下手がある)ので、繁忙期は納期に余裕を持つと◎です。


データの入稿方法

フォトショデータをそのまま送るだけです。
インクジェットプリントデータは、シルクプリントデータより簡単で、極論、JPGでも対応できます。
色の出方は、工場というか、プリンター技術の問題です。色重視ならばシルクプリントのほうが精度は高いです。工場側にも様々な表現技術があります。

考察とアドバイス

はじめに記載の通り、一昔前のインクジェットプリントとは比べ物にならない現代です。
100枚程度なら、シルクorインクジェットの選択ができますが、駆け出しのコンテンツで「利益より着てもらいたい」という考え方なら、迷わずインクジェットで良いと思います。
判断基準は、デザインもそうですが、在庫リスクをどう考えるか?も大事です。
私もTシャツ販売をしていますが、プリント製法よりデザインに全振りして、インクジェットTシャツ、1枚売り受注生産方式を取っています。

もうひとつのデザイン方法




ボディを決めるなら





つくったデザインで物販販売をしたいなら

投稿日:2020/02/25
更新日:

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