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経営経費も、製品やサービスの経費にするよ



ABC

activity 活動
based ベース
costing 原価計算
利益=売上ー経費だよ。
でも、製品やサービスの経費に関係のない経費(間接費)もあるよ。
その経費も、製品やサービスの経費にしてしまうよ。


なぜそうするの?

一品種大量生産から多品種少量に変わったため。


考察

間接費は製造部門以外(総務や人事など)の給料だったり、建物の賃貸料だったり、車を購入して減価償却をしていたり..。商品には直接関係ないけれど、費用自体は発生していて、どこの費用にするの?ということです。
大量生産の時代は間接費を混ぜても原価%はさほどズレなかったわけですが、少量生産の1つの商品に全ての間接費を混ぜたら原価がおかしいことになります
そこで、「..よし!振り分けよう!」と考えたわけです。
さて、
この考え方は、工業簿記の分野では製造間接費として計上するのですが、今回はさらに別の経営の間接費です。
経営側にとっては数値が分かりやすくなり都合が良いわけですが、経営直下の経理部署ではなく、中間管理部署に処理をさせると、結構もめます


経営「ここらへんの経費も混ぜといてー。頼むわ。」
経理「こう決まったから、こうやって請求させて。」
中間(えー、自分たちでやれよ。面倒..)
中間「そういう事情だから、AとBに、CとDの金額でそれぞれ請求しといてくださいー。」
下請け(えぇ、めっちゃ手間..)


的な感じです。
小さいことですが、こういう二度手間は働くモチベーションを下げるので、売上%に合わせて分散ルール化をするなど機械化をしてしまったほうが良いです。

投稿日:2020/02/20
更新日:

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