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人気クリエイターがグッズ制作をするとき
「私の作りたいものを作りました!」
と、いう方をよく見かけます。
これはこれで正解。お客さんもまた
「あなたが好きなものを欲しい!」
という方だからです。


しかし、これは続いて3〜5年です。
理由は簡単で
『作りたいものがなくなるから』
です。
惰性で作るようになり、お客さんもまた惰性で買うか、または離れます。
これはグッズ制作に限らず、クリエイターならば常に新鮮で良質なコンテンツを提供し続けなければなりません。


そんなわけで、販売のコツを3つ紹介します。


前項はこちら。



定番商品と限定商品

アイスのガリガリくんで考えると
定番→ソーダ
限定→コンポタージュ
のような発想です。
ガリガリくんは極端ですが、他ブランド商売でも同じ考え方ができます。

ルイ・ヴィトンのモノグラム

ヴィトンといえば、モノグラムです。



他にも様々な柄を展開しています。
参考URL




バッグや小物はある程度形が決まっているので、差別化をするならば『柄』、テキスタイルデザインです。
モノグラムが売れることは知っているので、別柄展開をします。
この意図は2つあり、

定番商品を増やしたい
定番商品に戻したい

です。
増やしたい戦略の成功例はダミエです。しかし、簡単に定番化できたら苦労はしないので、元々、定番になっている物を飽きさせない物を作ることも考えます
これが定番商品に戻したい商品=限定商品です。

ユニクロU


ユニクロはライフウェアを掲げていて、定番商品を毎年作っています。
というのも、服はこだわろうが何しようが、結局、シャツ!ジャケット!のように大枠は決まっているからです。
しかし、定番ばかり投入していると、
「つまんなくね?」と、他ブランドを探すようになるのが消費者です。
そこで、別ラインの服作りをします。
定番だけど、少しこだわっているくらいの服です。


服にこだわっている人は
「え、おしゃれじゃね?」と、情報拡散しますし、
服にこだわらない人にとっては
「たまにはトレンド着てみるか」という人、
または
「別に定番でいいや」
と、回帰する人に別れます。


売れることに越したことはないですが、ユニクロUは売れても売れなくてもブランド戦略の一環という位置付けかと思います。そしてこうした戦略がとれるのも、長年積み上げた経営資源と資金に余裕があるからです。

見込み生産と受注生産の使い分け

見込み生産→先に作って売る
受注生産→先に売って作る

経営を長続きさせるならば、見込み生産です。
記事冒頭の通り、既存客から得る収入で賄うビジネスは惰性します。


既存客A「私は買い続ける!」
既存客B「他のモノが気になる!」
既存客C「買いたいけどお金ない」
という、お客さん側にも事情があることに対し、新規客を増やし続けると、
新規客A「買ってみようー」
新規客B「気になってはいるけど、買うまでには、、。」
新規客C「試してみたい」
と、お金の出入りのバランスが取れるので、経営リスクが分散をします。


受注生産は一見リスクがなく都合も良いですが、見込み生産でご新規さんの窓口は作りたいところです。


ファンは物語に共感する

誰かにお金を渡す行為は、

①必要なものに出会った時
②感動に出会った時

に、起こります。
俗にいう『ストーリー性』というフレーズは②です。

なぜストーリーが必要か

「良いものを作っていれば売れる」
これはその通りですが、良いものが主観であるので曖昧です。必要なものも各々です。
そして何より、①は資金力がものを言います。大手ならばマーケティングや広告費用でマウントし放題。ブランド初期において、負けは必然です。それならば②を地道に作るほうが簡単です。


理想は、①をしたら②になって、広めてくれる人を増やすことなので、そんなファンを大切にしてみましょう。



後書き

さて、デザインソフトの紹介から、ロゴ作り、グッズ制作まで続けて来ましたが、ひとまずここまでで
ブランドデザイナーの道
の連載は終了です。
自営経営は紆余曲折ありますが、やってみると良い経験になるので、少しでも興味が沸いてくれたらありがたい限りです。


引き続き、コツをいろいろと紹介しているので、よろしければご覧ください。


販売の数値管理はこちら



この記事はシリーズ連載しています。


#01 デザインソフトを扱えるとできること


#02 ロゴの基礎練習

#03 ロゴTシャツ(白)を販売する

#04 ロゴTシャツ(黒)を販売する

#05 ブランドを起業する

#06 ブランドを経営する
(↓いまここ)



投稿日:2021/01/21
更新日:

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