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完全生産限定盤 とは? メリットデメリットをわかりやすく解説

               

誰が作ったかもわからないけれど、そそるワードで釣る。
販売あるあるです。


こんな方におすすめです。

普通との違いが知りたい。
そもそも言葉の意味がわからない。
好きなクリエイターがよく煽っている。


完全生産限定盤 とは

一回限りの生産でさらに限定特典がつく
と、いうことです。
言葉がややこしいので、
「完全生産」「限定盤」で切り離して考えてみます。

完全生産 とは

一回限りの生産
です。


A商品を初回1000個生産して、即完売したとします。
発注担当者は
「もっと売れる!追加っっ!」
と、追加生産が一般的です。
対して、完全生産は、
「初回生産分で売り切って、おしまいっ!」
と、いう生産方式です。

限定盤 とは

限定の特典がつく
です。


盤(パッケージ)では、「初回限定盤」という言葉が馴染みやすいと思いますが、いわゆる
「パッケージが他とは違うよ。」
ということです。
初回限定盤=先に買ってくれる人にだけサービスするよ!
となります。
パッケージに限らず、
・ノベルティがつきます!
・ダウンロードできます!
・招待券がついています!
など特典は様々ですが、要は、ここでしか手に入らないものを強調したい時につく言葉です。

商売の仕方

完全生産は、販売数を予想して発注(見込み生産)しますが、売り切れる前提で考えます
過去の販売履歴から、ファン数、購買数など、ある程度予測を立て、発注します。

完全生産限定盤のメリット

お客さん側は、限定感での優越感というところはさておき、販売側としては、
予算管理がしやすい
が、メリットです。
この発想はある意味受注生産にも似ていますが、売り切れる前提なので、いくら利益が出るか?、が販売前段階にわかります
次の投資も先手で検討、スピード経営に繋がります。
もちろん、売れる売れない前提を考えますが、二択で済むなら簡単です。
かたや、追加しすぎで在庫になった…、的な初歩的なミスも避けられます。


完全生産限定盤のデメリット

もし、爆発的に即完売したら?
「しまったー。作っておけばよかったー。」
と、機会損失をする可能性があります
「在庫0で終わったし、赤字出してないし、いいよね?」なんて考えは発注担当者の自己都合で、経営視点では、予想と実績の誤差が1.5倍以上に及ぶならば、それはそれで損失と考えます。


余談

デメリットを解消するために、後から受注販売なんかする人もいます。
「大人気のため、再販します!」的な。
もはや価値観の問題なので、そこは特にコメントなし。
(本日閉店セール!次の日開店!みたいなもの。許されればok)
私的には売り切りの場合、1000個予想なら800個発注します。
転売ヤーがいようとも、「価値つけてくれてありがとうございます」くらいに思いますし、もちろん「転売ヤーに利益を取られてたまるか」とも思うので、需要に100%供給できるよう、予測を立てるのも商売の楽しみです。


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