自分のキャラクターや作品にファンがついてきた──そんなとき、次に考えたいのが「どうやって収益化するか?」ということ。
この記事では、IP(知的財産)を活かしてコンテンツをビジネスに変えるための具体的な方法を、初心者にもわかりやすく紹介します。
こんな方におすすめ!
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自分のキャラクターや作品を使ってグッズを作りたい
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コンテンツで収益を得たい
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できれば制作に集中していたい
👇 IPとは何かを最初に知りたい方はこちら
IPを活かす7つのマネタイズ手法
1. ライセンス供与
他社にIPの使用を許可し、ロイヤルティ収入を得る方法。キャラクターは5~12%、イベントでは20%程度のコンテンツもあります。権利は自分に残しつつ、商品化はパートナーに任せられ、金銭的リスクがないため企業の選択として選ばれやすいです。
一方、IPの人気に左右されます。パートナー任せで受身な運営をしていると、簡単に見限られるパターンも往々にしてあります。
「ライツ管理=守る」のイメージのため保守的なメンバーが増えやすい一方で、戦略次第ではコンテンツを別軸に飛躍させられる可能性もあり、運営の積極性が問われます。
メリット: 安定収益、販路拡大、リスク分散
進め方:
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どのIPを誰に提供するか戦略を立てる
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契約内容(範囲・期間・金額など)を明確化
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信頼できるパートナーと組む
2. マーチャンダイジング(グッズ化)
IPが育った時の初手であるグッズ販売。オリジナルグッズを販売します。ファンが日常的に使えるアイテムにすることで、ブランドのロイヤリティも高まります。
「在庫を保有=リスク増」のため、どの商品を在庫で持ち、どの商品を受注販売にするか?など戦略が必要です。
また、デザイン設計も戦略のひとつです。好きなデザインを作って売ることが多いですが、現代では「拡散性」を持たせるためにはどうしたらいいか?もひとつのポイント。
MD戦略はIPと連動して考えると◎
主なアイテム例: Tシャツ、バッグ、マグカップ、文具、インテリア雑貨など
メリット: 収益の安定化、認知拡大、自然なブランディング
👇MD入門はこちら
3. コンテンツ販売
電子書籍や音楽・映像など、自分で作った作品をそのまま販売する方法です。
特にデジタル媒体はNFTにして販売したり、売り方は様々な一方で、物の原価自体がないため、MDに比べて導入しやすいです。
一方、大海原で販売するようなもので、PR戦略と連動します。
デジタル販売: Kindle出版、音楽配信、動画販売
物理販売: 書籍、CD、ゲームパッケージなど
メリット: 初期コスト低、グローバル展開、ロングテール収益
4. サブスクリプション
月額課金などで定期的にIP関連のコンテンツや商品を提供するスタイル。収支を安定させるための必須要件です。
メリットでもある「ファンとの関係性」は、リスクでもあり、表裏一体です。
安定運営が安定収入につながるため、信頼できるパートナーを見つけましょう。
例:
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月1で届くグッズBOX
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ファンクラブ的な会員制コンテンツ
メリット: 安定収入、ファンとの長期関係
5. 広告収益
YouTubeやブログなど、IPを使ったメディアで広告収入を得る手法です。
いわゆる「案件」。スポンサータイアップです。
例:
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動画に広告を掲載
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スポンサー付き配信
メリット: 手軽、商品を作らずに収益化可能
6. コラボレーション
他ブランドやインフルエンサーとの共同企画で、新たな市場へアプローチ。
メリット: 話題性、販路拡大、信頼性アップ
7. フランチャイズ
店舗やサービスとしてIPを展開。飲食や小売などで見られるモデルです。
例: キャラクターカフェ、テーマショップ
メリット: スピード拡大、ロイヤリティ収入
クリエイターやディレクターが取るべき行動
IPの価値を明確にする
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どの部分がIPに当たるかを定義
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著作権や商標を取得して保護
ブランド設計とビジュアルの一貫性
生成AIや、編集前提Adobe系ツール(Illustrator/Photoshop)で世界観を統一します。
「ロゴ」「カラー」「フォント」などツール系、「テーマ」「色彩」など表現系など。
どのコンテンツとならコラボOKNGなどの戦略設計もあると◎
👇Adobeでグッズデザインを始める
小ロットでグッズ化を試す
SuzuriやPixivFactoryなど、オンデマンド物販(売れたら作る)サービスから始めると物販リスク0からスタートできます。
ただし、マーケットプレイス販売でもあるため、「ブランドとして埋もれたくない」と思ったら、BaseやStores、Shopifyを使って、独自ECでブランディングを意識した販売のルートもあります。
多少のリスクはありますが、小ロットスタートならリスクも少ないため、本格展開を前提にするなら、後者です。
👇EC比較
👇小ロットのカルチャーグッズOEM
まとめ:”好き”をビジネスに変えるなら、今。
IPを活かしたマネタイズは、ファンの声を反映した設計と、信頼できる制作パートナーとの連携がカギ。
「自分の作品をグッズにしたい」「創作に集中したい」そんな方は、ささきや商店へご相談ください。初めてのMD戦略設計から、小ロットOEM、グッズ独自の入稿方法など、まるっとサポートします!
次の一手どうする?
▼MDを入門する
▼EC立ち上げを検討する
▼ブランディンググッズをつくる
▼総柄デザインで高級路線で差別化ブランディングをする
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