とりあえずの画像抜きでよく使う、クリッピングマスクを解説します。
こんな方におすすめです。
イラレで画像を変形させたい。
イラレの型抜きを覚えたい。
クリッピングマスクとは?
まずは画像でイメージ。

左の写真を丸型で覆います。
一見、画像を切り抜いているように見えますが、あくまで隠しているだけです。
隠して(マスク)、留めて(クリップして)おくので、クリッピングマスク。
使い方
まずは、3つの図形を用意して、

ここがポイント。
平面に置いている図形にも上下、順番があります。
今回は、一番始めに作った●が一番下になっています。
下から、①●②■③▲の順番。

手始めに、●■を重ねて、
右クリック>「クリッピングマスクを作成」

■で●を覆います。
上の枠で、下を隠すイメージと言いますか…(日本語難しい)

▲と●も、同じように…

▲が上なので、こんな感じ。

例えば、3つのオブジェクトがあったとしても同じ。

一番上の枠だけ見えて、他は見えなくなります。

さて、イラレでクリッピングマスクをよく使う場面といえば、画像抜きです。
こんな画像を用意したので、●と画像を抜いてみます。

失敗しました。

これは、先のポイントの通り、上下の配置が逆なのです。
そこで、●を上、画像を下にしてみます。

再び、●と画像を選択して、クリッピングマスク。

●で画像を隠せました。

余談
「クリッピングマスクができない!」と思ったときは、『切り抜く』という発想を『隠す』で考えてみてください。
画像で●を隠す…なんて、おかしい話になってきます。
私もイラレ初心者の頃は、なんで?と思いながら、上下配置を適当に替えたら「あ、抜けたからいっか」的に感覚で使っていたクリッピングマスクです。
前述の通り、画像抜きの場面で使いますが、画像加工はフォトショがメインになるので、あくまでクリップ(暫定措置)するだけと考えて使います。
オブジェクトの加工はパスファインダーを使いますので、そちらも覚えておくと便利◎



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