ひとこと経営用語

ビジネスをわかったふうに

運転資本の回転期間

               
仕入れて、販売して、お金を受け取るまでの期間だよ



運転資本の回転期間

お金の周り方で資金繰りが安全か危険かを見るよ。
回転期間が短いほど、お金を手元に持っているので、安全だよ。
回転期間が長いほど、お金を相手に持たれているので、危険だよ。


運転資本回転期間(年) = (売上債権+棚卸資産-仕入債務) ÷ 売上高 ÷ 12


1日あたりで分割計算するなら

売上債権回転期間(日) = 売上債権 ÷(売上高 ÷ 365)
棚卸資産回転期間(日) = 棚卸資産 ÷(売上原価 ÷ 365)
仕入債務回転期間(日) = 仕入債務 ÷(売上原価 ÷ 365)


売上債権とは

「売掛金」「受取手形」など、売った後、お金を受け取っていない物やサービス。

棚卸資産とは

「製品」「原材料」など、手元にあって、お金に変えられる物やサービス。

仕入債務とは

「買掛金」「支払手形」など、買った後、お金を払っていない物やサービス。

考察

業種によって、回転期間は違います。製造業が、受注を受けて原材料を仕入れる方式ならば、回転期間は1ヶ月もないところです。
ドロップシッピングレベルならば、ほぼ0.1ヶ月程度です。
逆に販売不動産業は、長期営業になるので、回転期間が長く、リスクも大きい分、一発の利益が大きいということです。
無借金経営も良いことですが、どんなに黒字でも、運転資金が枯渇したら元も子もないので、借入金等をうまく活用して、レバレッジを効かせることも大事です。
日本法人は掛払いが当たり前になっていますが、前払いができるならば、それに越したことはないです。

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