ひとこと経営用語

ビジネスをわかったふうに

マネジリアル・グリッド・モデル

               
チームを管理できる人は、結果にも、人にも、目を向けているよ



マネジリアルグリッド

managerial 経営者
grid 格子
1964年にブレイク(R.R.Blake)とムートン(J.S.Mouton)が提唱したリーダーシップ論。X軸を「業績への関心」、Y軸を「人間への関心」。各9段階、合計81パターンで分けたグラフです。
経営目線で従業員をパターン分類。リーダーシップを持つ人間を見極めます。


グラフはこんな感じ。




1・1型
放任型。与えられたことをこなす。


1・9型
人情型。働きやすさを大切にする。


9・1型
権力型。業績をあげて組織の上位を目指す。


9・9型
理想型。業績もあげつつ、組織の底上げをする。


5・5型
妥協型。社内の潤滑油。

考察

この手の住み分け理論は「で、どうしたいの?」と、思うもので、半世紀前の理論なので、給湯室で楽しむ用に16personalities的な心理テストをつくってしまえばいいのだなと思っています。
経営者だから、慧眼が備わっているかといえば、そうではないですし、それは人事部でも営業部長でも同じことです。人で結果が歪みそうなことは、心理テスト化させてしまったほうが、きっと、皆、納得できます。(だからといって、自分でそんなサービスを作る気もないっていう..。)
とりあえず、この理論は1.1型下げをしたいようですが、勤勉な無能ほどタチが悪いと言われるように、与えられたことのみをこなし余計なことをしないということは、ある意味でのメリットにもなりえるわけで、結果、マネージャーが管理できていないほうが問題とも考えられるのです。
そんなわけで、人間と事業の相性なので、あくまで枠組みとして考えます。

投稿日:2020/02/14
更新日:

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