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利益率と原価率を考えたグッズ制作のコツ

               

↓こちらの続き。


↑経営の心得的な部分でしたが、実際は、気持ちだけではどうにもならないので、数値管理のコツです。


こんな方におすすめです。

販売の基本を知りたい。
販売を合理化したい。
販売から客心理を掴みたい。


率(%)でみる

前々項にこんな表がありました。






作る途中、原価も確認できたので、
↓空欄を埋め、利益も出します。


利益率を知る

商売の基本の『キ』ですが、利益は、
「1個あたり〇〇円稼いだ!」
ではなく
「1個あたり〇〇%稼いだ!」
と考えます。

円→利益
%→利益率

です。


↓利益率はこんな感じ


利益率(%)=利益÷販売価格×100



ついでに原価率もみてみます。

原価率

計算方法

↑の表に原価率も追加↓
原価率
この場合、単純にマイナス

原価率=100%-利益率



利益率がないなら、

原価率=原価÷販売価格x100

です。

基準

さて、率を出したところで、
「どれくらいがいいの?」
と、いうところで、
定番商品ならば、30%~40%を目指します。
物の販売方法や種類によって異なりますが、どんなに高くても70%で済ませたいところです。


原価率を下げる方法

利益はあるに越したことはないので、原価率を抑えたいところです。

販売価格をあげる

原価500円としたら

販売価格1,000円 原価率50%
販売価格1,500円 原価率33%
販売価格3,000円 原価率16%


品質を落とす

販売価格3,000円で決めているならば、

原価1,500円 原価率50%
原価1,000円 原価率33%
原価500円 原価率16%


生産数量を増やす

物作りは生産数が増えれば増えるほど安くなります。

生産数100 原価500円
生産数500 原価400円
生産数1,000 原価300円


原価率の調整を考える

高級ブランド戦略をとりたいならば、販売価格をあげて事足ります。
多人数を相手取る場合は価格有利に立ちたいものです。
まずは、品質を落として価格も下げる方法。結局、高品質信者は作っている本人とコアな客層だけであり、その他大多数は「こんな機能までいらんわ」と思っています。


↓このへんの記事をご参考ください。




『良いものは良い』の『良い』は主観なので、無理な高品質高単価にこだわらず、客層の基準(客観)を知り、適切な物を提供すれば、それが正解です。


そして、生産数の原価差は、前項のロゴTシャツでみてみます。

インクジェットプリントTシャツの原価の違い

1枚から作れるサービスの価格と大量発注した場合の価格を比較です。



仮に300個の売上として、
①1×300回
②50×6回
③100×3回
④300×1回
の生産をした場合の利益がこちら↓



①と④では、同じ販売数なのに30万近くの利益差があります。

原価率を下げるコツ

注文を受けて1個ずつ生産するくらいなら、受注期間を受け、300個一気に作ってしまったほうが儲けます。
つまり、ファンが増えれば増えるだけ、品質を落とさず、適正な価格で、かつ、利益が増やすことに繋がります。
しかし、大量生産にはリスクもつきものなので、各ステージごとに適切な物作りを心がけます。


余談

「値下げ!値下げ!!値下げ!!!」と安ければいいと思いがちですが、品質安定させる意味では過度におすすめしません。
この結果が、現代のメイドインチャイナの世界です。
結局、この匙加減が経営手腕なのですが、前項のブランド経営でもお伝えの通り、
顧客を増やすことが原価率の低下に繋がること
という前提を知っておくと◎
こちらは数値(理論)の世界ではなく、センス(感性)の世界です。
(ちなみに今の中国製は凄いものから変なものまであるので、個人的には大好きです。)



次項。
各ステージごとの物作りのコツです。

投稿日:2021/01/20
更新日:

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