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ラバーバンドとは?

               

ライブやフェス、イベントで定番グッズとして販売しているラバーバンド。そもそもラババンってなに?という方向けの記事です。
ほぼ作り手側の主観ですので、一種の見解としてご覧ください。


こんな方にオススメです。

とりあえずのなんだろう?
流行りのルーツを知りたい。
腕の小物を知りたい。


ラバーバンドの素材

別名:シリコンバンドと言われているように素材は「シリコン」です。正確にいうと「シリコーン」なのですが、そのへんが気になる方はこのへんの方が詳しく解説されているのでどうぞ。この記事ではシリコンと記載します。




例えば、家庭用料理器具では、シリコン素材の皿やヘラがあったり、

耐久性をアピールしているスマホカバーケースも、別名シリコンカバーケースです。

これらは皆同じシリコン素材で、型を変えるとラババンになります。


↓ラババンを作る機械動画。



シリコンバンド→ラバーバンドになった由来は不明ですが、個人的には
「単純にかっこよかったから」
のネーミングあるあるだと思っています。
そう思うにも、ラババンは20~25年前からサブカルのファッションアイコンでした。

ラババンの歴史

現代のオシャレはちょいワル(イタリア)、韓流など、ルーツが枝分かれしていますが、80~90年代オシャレブーム元は、ほぼアメリカです。ファッションに限らず、「アメリカで流行ったから輸入して、日本で販売して儲ける」というのは、商社のお決まりパターン。
そのひとつが、W.W.J.Dのブレスレット。

「What Would Jeasus Do?」
「イエスならどうするでしょうか?」という、宗教的なメッセージですが、ざっくりいうと、自問自答です。
現代でいうインフルエンサー的な役割を担っていた、スポーツ選手たちが付けることで、「W.W.J.D」というロゴがブランド化します。
さて、ブランド化したならば、売り手としては、しめしめ、と思うわけで、
↓派生アイテムができます。

そのひとつがラバーバンド。当時、流行っていたストリートファッション(B系)と相まって、ファッションアイコンとしてのグッズが成り立ちます。

なぜ定番に?

そもそもなぜラババンがライブグッズの定番になったか。
作り手視点の結論からいうと、「制作費が安いから」です。


この記事を書く際に、個人的にも色々と調べたのですが、ここが発生源だ!そこが発生源だ!とは書いてあるものの、
———物自体は、その前からあるよなぁ。
と、思っています。
流行り始めが2011~12年頃。ラババンは中国工場で作られ、工場はドル取引をします。当時の為替レートが1ドル80円。加えて、消費税5%だったので、単純に、作り手側の卸値が安く、売り手側は良い儲けになったのです。
2012年はWordpressブログが増え始めた頃で、スマホでググるが頻発したタイミングでした。バンドマンはほぼ個人か零細中小企業が多く、個人制作に拍車をかけます。
特にラババンは「文字を入れるだけ」と、グッズデザインの初心者でも簡単に作れるアイテムで、制作費が安い。そして、元々、サブカルファッションとしての素地があったので、徐々に作る人が増え始め、デファクトスタンダードになったグッズと考えています。


コレクターグッズ

定番になった背景には「集めやすいグッズ」という理由があります。
卸値的には販売価格500円。


私は以前、2010年頃、アーティストのツアー物販で全国を回っていて、ワンコイン商法をしていました。
と、言うと、悪どく聞こえそうですが、
個人的に、小銭が嫌いなので、
「販売価格は500円単位ね」
という、シンプルな値付けです。
Squareが出たあたりからは、めっぽうスマホ決済推しな私ですが、当時は、現金決済ばかりで、イベント物販のワンコインは効果を発揮します。

計算簡単=買い手も売り手も迷わない=頭も手も処理が速い

すると、迷わないグッズは、買いやすいグッズになるのです。
そして、簡単なので、アルバイト店員にとってのおすすめグッズになります。
(発想は、地方のおばちゃんバイトが簡易レジ使えない..という苦肉の策なのですが…苦笑)

アピールグッズ

推しメンという言葉があるように、ファンは「自分が応援している人」を視認できるようにしたいと思います。
ざっくり、イベントは同じ価値観を共有したいから行くもので、恋愛心理学でいう、類似性のアピールと似たような感覚です。

また、ラババンの流行り始めの頃は、ツーマンライブやサーキットフェスが増え始めた頃で、
「私は〇〇が好きです。」
とアピールしたい時期に重なったのも要因です。
コレクターグッズといえば、缶バッジですが、ライブ中はリュックを持ち歩かず、見てもらえない。
推しアピールグッズといえば、Tシャツですが、ひとつしか推せない。
複数の推しがある人にとって、ラババンは都合の良いアイテムなのです。

まとめ

ざっくり解説でしたが、
・制作費が安い
・集めやすい
・アピールしやすい

この3点が重なった結果が今のラババンです。
何かがブームになるきっかけは、裏に仕掛人がいたりするものですが、草の根マーケティングで広がったコンテンツは長く続くため、これからも定番アイテムとして販売されていくものだと考えています。


ご案内:制作をご検討の方へ

販売、企業販促(ノベルティ)から、チャリティーや少数チームバンドまで、幅広くご対応しています。
特に100個〜は、マーブル、蓄光、本体が光る、変形など、多種多様な加工をしていますので、ささいなご質問でもご相談ください。


チーム制作 15個〜

OEM 100個〜



余談:アートを買う

流行ってくると必ずこう言う人が現れます。
「ラババン、ムダじゃね?」
私も作り手ながらに、
———ムダだよね〜。
と、思います。
そもそものエンタメも一種の芸術なので、そのグッズも芸術感覚です。
そんな訳で、手軽に買えるアート作品くらいに思えば良いのではないですかね、。
コスパ、コスパ、と考えているうちは、きっといらないものの筆頭です。


余談:効果ある?

某展示会に出展した時に、「何か効果ないの?」と聞かれます。
某ブランドさんの「肩こりが取れる?!」ネックレスのような感覚です。
そこらを考えると、またも無意味な長物ですが、ここも買い手はアートを買う感覚なので、作り手もその意識で良いと思います。
ここらは、販売か、ノベルティかで、考え方は変わりますが、イベントやアーティスト物販にコスパと効能は違うでしょーー..。と思っています。

宣伝:ラババンが飽きた方に

最後に。
ラババンの流行りも一巡して、定番化。何か新しいものがないかと模索している作り手の方向けに、新しい腕の小物を発案しました。

ボンフィレット



ミサンガとなんら変わらないのですが、
つながります。
つながるミサンガです。

売り手が買い手につけてあげるなんて、ドキドキおまけな現場もあるようです◎
コレクターグッズ、アピールグッズにどうぞ!

投稿日:2019/10/15
更新日:

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