Jun Sasaki / Log

2026-05-26

復活の兆しの兆し。Rt2112 開発ログ|2026年5月22日〜5月26日

前回のdevlogで「8分がYouTubeで死んだ→120分に戻す」と書いた。今回はその120分コレクション動画を実際に作って出した話。

なぜ120分なのか

オートダビング(YouTubeの自動多言語吹替)の上限が120分だった。3月に60分だと思って2時間フォーマットを捨てたが、実際は120分まで対応していた。つまり最初の2時間フォーマットのまま行けた。3ヶ月の構造変更が誤認から始まっていた。

何を作ったか

120分以内でストーリー7話(約70分)+アンビエントミュージック(約50分)。
その上で、初期からのアップデートとして、巻順ではなくテーマ別に編成して課題に挿しにいく企画方式。

v1のテーマは「For People Who Think Too Much at Night」。夜に考えすぎて眠れない人。
v2は「When the World Gets Too Loud」。世界がうるさすぎる時。

企画の運用をできるだけ手間なく進められるように、Claude Codeでパイプラインを引いた話。



制作フロー

  1. テーマ設定 — 視聴者のアイデンティティに刺さるテーマを決める

  2. Claude Codeで選書 — 既存ストーリーからテーマに合う7話を選定。CLAUDE.mdにルールを書いて一括実行

  3. ソース生成 — 各話の冒頭に読み上げるニュースソース紹介文を生成(「This story was inspired by...」)

  4. 音声生成 — voice.py v10でFish Audio APIに投げて音声一括生成。タイトル→ソース→本編の順

  5. ループアニメーション — 各話のポスター絵からGeminiで横絵に変換。Veo, Grokでミニマルな動きのアニメに変換

  6. BGM — Sunoで生成。soundscape固定、no melody。

  7. Premiere Proで組み立て — 冒頭ループアニメ→イントロナレーション→7話→Thank you画面→アンビエント。各話間12秒インターバル

  8. アップロード → オートダビング許可制(Excessive Speech対応8言語のみ先行承認)

👉 制作工程自体は、1話単位でのループアニメーション変更など、初期からの手間は増やしているものの、組み立て手段はほぼ変わらない。
その代わり動画の目的から組み立てる=視聴層のニーズがあるタイトルから企画立てる。

タイトル設計:レベル6フレームワーク

たまたまXで流れてきたTubeLabの7段階フレームワークというのがあり、そこから各AIでブレスト。レベル6「アイデンティティ」を採用。視聴者が「自分のことだ」と思ってクリックするタイトル。

いくつかの型を試している今

  • 「For People Who〜」型 — v1で使用

  • 「When〜」型 — v2で使用

  • 詩型 — 旧58分動画を「A Future That Remembered Us」に改題して検証中

👉ルールとして、タイトルに「Robot」「AI」「Sleep」を入れすぎない。感情・記憶・喪失・救済・約束で作る。暗すぎず、最後に希望がある響き。「寂しさ → でも救われるかも」の温度。

イントロナレーション

コレクション冒頭にテーマごとの共通イントロを入れる。

v1: "This is for you — the one who thinks too much at night. Here are stories imagined from today's news, set in a near future. Close your eyes, and just listen."

v2: "When the world gets too loud, you don't need silence. You need a quieter story. Here are seven, imagined from today's news, set in a near future. Let them carry you."

👉冒頭30秒の入りにナレーションを追加。今までは共通で
"Road to 2112. Four stories from a gentle future"だけ。
ブランディング要素ではある意味これなんだが、Youtubeは企画要素が強いので、動画テーマに合わせたイントロを入れることに。


3チャンネル体制の稼働

Bedtime Tech Story — Road to 2112(メイン)

120分コレクション専用。チャンネル名を変更した。「用途が先、ブランドが後」。検索する人は「bedtime story」で探す。Road to 2112は知らない。

Road to 2112 — Real News, Future Story(ポッドキャスト)

Spotify for CreatorsからRSS経由でYouTube/Apple/Amazon/Pocket Castsに自動配信。8分単話。静止画。BGMなし。制作工数ゼロ。

👉8分単話はインプもくれないので、であれば、メインを補うストックチャンネルでいいや仕様。

Jun Sasaki | Sassa Mahha(Vlog)

日本語プロセスVlog。

同一チャンネル内にフォーマット混在させない。8分と120分が同居するとアルゴリズムにMixed Signalsを送る。
とはいえ、雑なスクショログなので、そんな大したことはしていない。


オートダビング方針転換

全20言語から、Excessive Speech対応8言語(EN/FR/DE/HI/ID/IT/PT/ES)のみに絞った。標準TTS圏(JA/KO/UK等)の音声品質がbedtimeコンテンツとして厳しく、AVDを汚染していた。

👉結局、2ヶ月ちょっと全開放しながら試していたし、一時期は2週間ほど待って全てpublicになってから公開したりもしたが、何も変わらない。
リリース時に分散させられるくらいなら、英語のみの初期段階で公開したほうが良い結論。v1もv2も出来次第リリースしている。
リリースから2~3週間後くらいに、8言語が翻訳終わるので、その後の公開でも十分と判断。


数字(5/26時点)

v1:For People Who Think Too Much at Night(120分・公開5日)

  • Imp 108 / CTR 4.6% / Views 14 / Unique Viewers 3

  • AVD 9:04(通常比 +8:17)

  • Watch Time 2.1h

  • トラフィック:チャンネルページ46.1% / 関連動画23.1% / ブラウジング7.7%

  • 視聴回数ランキング 1/10

v2:When the World Gets Too Loud(120分・公開3時間)

  • Imp 97 / Views 6

  • AVD 19:04(通常比 +18:54)— チャンネル最高

  • Watch Time 1.9h

  • トラフィック:ブラウジング66.7%

  • 視聴回数ランキング 1/10

詩型タイトルテスト:A Future That Remembered Us(58分・改題後34時間)

  • Imp 55 / CTR 3.6% / Views 2

  • AVD 14:44(通常比 +14:34)

  • トラフィック:ブラウジング100%

参考:CTR最高の58分動画

  • Imp 51 / CTR 5.9% / AVD 12:13

  • CTR・AVDともに高いがインプが配られない。チャンネルシグナルの問題

チャンネル全体(90日間)

  • Views 1.9K / Imp 54K / CTR 2.1% / AVD 3:52

  • 月間視聴者 123人 / 登録者 18人

👉決して、再生数は多くないが、AVDが上がっている。結果じわじわインプが増え始めてきた。
AVD→インプ→総再生時間。この順番で改善を考えていたため、ここは結果通り。
あとは、寝落ちブーストで総再生時間を上げていけると好ましい。


次にやること

  • 8分単話をメインチャンネルから非公開に。チャンネルシグナルを長尺bedtimeに純化→サブへ。

  • 120分コレクションを週2投稿(現地の週末+水曜)

  • v1サムネを夜仕様に変更検討(bedtime文脈との一致)

  • v3「The Family You Didn't Expect」の制作

  • 6月:Vol.12執筆

数字はまだ小さい。Views 6〜14の段階で「当たった」とは言わないが、ただ、過去3ヶ月で一番筋がいい。CTR・AVD・ブラウジング比率の組み合わせが、これまでのどのフォーマットとも違う。兆しの兆し。


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