Jun Sasaki / Log

2025-11-07

事業ログ #1

ボンフィレットで「世界に1メッセージ」をばらまく


このマガジンについて

今日から、毎週金曜日に「事業ログ」を残していきます。

  • 普段の仕事の中で何を考えているか

  • どんな仮説を立てて、どう動いているか

  • うまくいったこと、失敗したこと

このあたりを、ほぼそのままログとして残します。

この記事を有料にしている理由はシンプルで、

  • 公開日記というより、クローズドにやりたい

  • 「見たい人だけ見てくれればいい」レベルで、本音ベースで書きたい

からです。
なので、いわゆる「ノウハウ記事」ではなく、僕の頭の中の整理メモをそのまま共有しているくらいの感覚で読んでもらえればOKです。


今やっている二つの路線:MDXとEDX

今の自分の事業は、大きくこの2本柱で動いています。

  • MDX(Merchandise DX)
    グッズ製造・卸売からスタートした領域。
    OEM・ノベルティ・ECなどで、モノを作って届ける側。

  • EDX(Education DX)
    教育まわりのDX。
    「Road to 2112」という近未来SF × ラーニング系のプロジェクトがここ。

今回のログは、このうち**MDX側の「ボンフィレット」**の話です。


ボンフィレットとは何か?

ボンフィレットは、

「1メッセージがつながるミサンガ」

として販売している、パーツでつながる布製ブレスレットです。

  • コロナ前:
    ラバーバンドの代わりになるグッズとしてスタート
    → クリエイターやライブバンド向けに提案し、そこそこシェアを取りに行っていた

  • コロナ期:
    イベント市場が死んで、一旦お蔵入り

  • 現在:
    改めてブランド設計と販売戦略を組み直している最中

モノとしてはただのブレスレットです。
ただし、あえて割り切って、

  • 「パーツでつながる」

  • 「メッセージでつながる」

という一点だけに振り切ってブランディングしています。

ふざけているようで、売り文句はかなりシンプルです。

「何が売りですか?」と聞かれたら、
→ 「つながることだけです」と答えるグッズ。

目的は色々ありますが、長くなるので今回は割愛。
このログでは「手段として今なにをやっているか」に絞って書きます。


まず前提:日本市場だけ見ていても仕方ない

根本にある前提がひとつあって、

今の日本だけを相手に商売していても、スケールしづらい

という感覚があります。

もともとボンフィレットは、

  • クリエイター

  • ライブバンド

といった文脈で売ってきました。
日本の販路としてはそれで正しいんですが、もっと広い意味で「つながる」を考えたときに、

  • 社会問題

  • 政治的なテーマ

  • 世界中が今注目しているトピック

こういったところにも「メッセージグッズ」として持っていけるのでは?
という仮説を持っています。

なので、最初から「世界に出す前提」で設計し直しているのが、今回の動きです。


今週やっていたこと①:1メッセージECの構築

やっていることは、構造としてはかなりシンプルです。

  • 1つのメッセージを入力する

  • 本体カラーを選ぶ

  • メッセージカラー(テキストカラー)を選ぶ

  • それで1本のボンフィレットが注文できる

というだけの超シンプルなECを作っています。

開発まわりは、だいたいこんな感じ。

  • Codex+GPT-5を使って、コードを生やしつつ修正

  • 途中からは GitHub Codespaces × GPT-5でのペアプロ みたいな形に移行

  • エラーが山ほど出るので、一個ずつ潰しながら組み立て中

まずは日本語と英語からスタート。
ただし仕様は最初から

「どの言語でも、そのまま横展開できる」

前提で組んでいます。
やること自体は、

1メッセージを入力 → カラー選択 → 注文

だけなので、設計としてはそこまで難しくない。
重要なのは「世界販売を前提に、最初から作っているかどうか」の方だと思っています。


今週やっていたこと②:工場ラインと物流の整理

ボンフィレットの製造は、ずっと取引している中国南部の工場で行っています。
香港経由でフェデックスで配送する形で、工場直送が可能なラインです。

AIがどれだけ進化しても、

  • 工場の癖

  • ロットの感覚

  • 納期の現実

  • 検品や梱包のチューニング

こういう**「モノ側のリアル」**は、触っていないとわからない部分が多い。
ここは、僕のわりとはっきりしたアドバンテージだと感じています。

「AI時代に仕事がなくなるのでは?」

という不安は、デザイン・Web・マーケ界隈にいる人間として一度は通ると思うんですが、
僕の場合は結局、

「グッズでマネタイズしている」
「製造ラインを知っている」

という点があったおかげで、
思っていたより生存しやすいポジションにいたなと感じています。


今週やっていたこと③:画像量産とPinterestの準備

販売の見せ方として、今一番重視しているのが Pinterest です。

やっていることはこんな感じ。

  • PhotoshopのNanoBananaや、Geminiの生成AIを活用

  • 以前撮影していたボンフィレットの写真をベースに、
    → 生成AIで色やメッセージを差し替えてモック画像を大量生産

そのための元データは、GPT-5に作ってもらっています。

  • 「100通りのメッセージ」

  • 「100通りのカラー」

この2つのリストを生成してもらい、
それを順番にPhotoshopの生成プロンプトに流し込んでいく。
これだけで、とりあえず100本分のビジュアルが作れます。

それを、

  • 各言語ごとにボードを作って

  • テスト投稿して反応を見る

というところから攻めていくつもりです。


講義としてのゴール:新しい「ミサンガ市場」をつくる

この事業ログは、僕の中では半分「講義メモ」でもあります。

このボンフィレットに関して言えば、大目標はひとつだけです。

「1メッセージをつなげるグッズ」というコンセプトで、
世界中に新しいミサンガ市場をつくる。

まだ始まったばかりなので、「世界にどう販路を開くか」も試行錯誤中です。

  • ショート動画での見せ方

  • Pinterest中心の導線設計

  • シンプルな1メッセージECの磨き込み

このあたりを、走りながら考えている状態。


このマガジンの位置づけと、これからの話

このノートは、一番最初の記事です。
ここから数年後に、このマガジンを遡って読んでくれる人がいたら嬉しいな、と思いながら書いています。

  • 計画性は、正直あまりありません。

  • その代わり、「どこに軸を置くか」だけは決めてブレないようにしています。

このマガジンでは、

  • うまくいったところだけでなく

  • 失敗した判断や、やらかしたポイントも含めて

そのまま書いていきます。

世の中の「ちゃんとした新規事業」に比べると、
だいぶ泥臭くて、行き当たりばったりに見えるかもしれません。

それでも、

軸だけ決めて走ると、個人でもここまでいける

という生々しいサンプルになれば、それで十分かなと思っています。

これから、毎週金曜に淡々と積み上げていくので、
気が向いたときに、また覗きに来てもらえればうれしいです。

よろしくどうぞ。

Advertisement