「服を選ぶ」から「服を一緒に考える」へ──H&Mが発表した新しいAIデザインプラットフォーム「H&M X」は、ユーザーがテーマを入力するだけでデザインが自動生成される仕組みです。
この“共創体験”は、販促やノベルティの制作現場にもヒントを与えてくれます。
1. 今日のネタ(ニュース要約)
- 出典:Dezeen
- 内容要約:H&Mは「H&M X」というAIデザインプラットフォームを公開。ユーザーが好みやテーマを入力すると、AIがファッションデザインを提案。気に入られた案は商品化され、販売までされる仕組み。
- 注目ポイント:
- ユーザーが“選ぶ”から“つくる”側に参加する体験
- AI生成 → 投票 → 商品化までの流れが一元管理されている
- 「デザインの民主化」を掲げ、誰でも発信・参加できるブランド運営へ
→ この仕組みは、“つくり手”と“受け手”の境界をなくし、デザインを「一緒に考えるもの」へと変えつつあります。
2. それぞれの視点でどう考える?
🎨 作り手の視点(デザイナー・商品企画)
- お題に応じてAIが複数案を生成→「出発点を揃えて比較」ができる
- 表現力よりも“選択力”と“構成力”が問われる時代へ
🏢 売り手の視点(営業・販促)
- 「お客さんと一緒に考えるプロセス」を企画化できる
- SNSやイベントで参加型キャンペーン → 投票結果で製品化
👥 買い手の視点(ユーザー)
- 「自分の一票」が商品に反映されることに価値がある
- 推しグッズ化・UGC拡散・自己表現欲求と自然に結びつく
3. うちでやるならどうやる?
この仕組み、実は既存の無料ツールや社内の工夫でもかなり再現可能です。
- 🧠 ChatGPTに「こんなブランドのグッズ案を5パターン」と聞いてアイデアを得る
- 🎨 MidjourneyやFireflyでキービジュアルを画像生成
- 🖼 Canvaでテンプレ化 → 名前・色・用途だけ変えて量産
- 🗳 SNS or Slackで投票 → 上位を小ロット制作 or ノベルティに
→ 必要なのは「技術」じゃなくて、「プロセスを開く工夫」。
あなたの制作現場でも“共創体験”は設計できるかもしれません。
4. 余談ひとこと
「選ばれたグッズ」じゃなくて「関われたグッズ」が欲しい時代。
その入口は、“つくり方の選択肢”をひらくことかもしれません。
👇次の一手はどうする?
▼ノベルティを作ってみる
▼AIでデザインをつくってみる
▼Dall-Eで総柄デザインを作って売ってみる(上級者向け)
コメント